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​将来への補習(小学高学年)

長年の10代の皆さんとの関わりの中で、現状の教育システムの中では、本来持っているだろう

ポテンシャルを十分発揮できず、不本意な形で高校・大学(もしくは実社会)に進まれている方々に、数多く出会ってきました。

<その原因は多岐にわたります>

1. 中学入試にマッチしないタイプの皆さん

・成長曲線の違い

お子さんそれぞれ、独自の成長パターンを持っています。いわゆる大器晩成型、10代後半から知的能力の成長が本格化するタイプ の方も多いです。この方々にとっては中学入試は、無用な挫折感を経験するだけに終わる場合も多いです。

・算数・数学系科目

​ が苦手

中学入試における算数の重要性は言うまでもないことで、中学入試イコール算数 といっても過言ではないです。“中学入試の算数の世界“にうまく入れなかった方は、実質的に上位校へのチャレンジをあきらめざるを得ません。(現状、少子化の影響で少し事態の変化が見られますが)

当塾にも過去に何人もいらっしゃっていますが、ここで無理をしてしまい、大変な悪癖が身につき辛く苦しい思いをされていました。重要な点は、”その修正に大変な時間とエネルギーを必要とする” ことです。諺の ”三つ子の魂百まで” です。

・その他の事情

ご家庭の経済的事情、通学圏に適当な学校がない、他の校外活動との両立が困難 など

2. 公立中学から高校入試を経て、大学入試にチャレンジする皆さん

これも、中学入試とは違った意味で 過酷なリスクを伴うものです。

公立中学(高校)は、重要な基礎的内容の習得・レベルアップを目標にするには、もはや適した場ではなくなっています

大多数の私立校においても、基本的には状況は同じです。各校それぞれの問題点があり、学校の授業だけで目標とする学力レベルに到達するのは困難です(特に中堅以下の学校では)。この点については、機会を改めます。

課金ゲーム化する中学受験 “偏差値71の超難関校”開成中学はなぜ「授業料免除」を始めるのか?

課金キャラに負けない「最強秀才キャラ」を囲い込む!   https://bunshun.jp/articles/-/15801

<その原因は、複合的です>

・生徒、学生の皆さんの生育環境が大きく変化している事【 科学技術の発達により日常的にインタラクティブな仮想現実と接している、読書の質的・量的不足(そもそも本を読んでいない)、各御家庭の価値観の多様化など 】の結果として、一人のお子さん単位でも過去の経験則が通用しない学習状況となっています 。  また、一定数のお子さん単位では、その間の学力差が大きく授業レベルの設定が難しくなっています。

・こうした生徒さんを受け入れる公立中学(高校)の先生方は、管理的作業の増加、多様な学校行事の準備・実施、祭日の増加、部活の監督、その他様々な作業に忙殺され、授業自体・授業内容に集中できない状況です。

・もっとも重要な点は、 こうした生徒・学生さん、先生方を取り巻く環境の変化に ”カリキュラムが対応していない点” です。 英語でも、数学でも、お子さんの使用している教科書は、改訂されるたびに理解しにくくなっています。教科書さえやっておけば・・・ といった話は過去のものとなっています。(いわゆる ゆとり教育 をめぐる事態の経緯を思い出していただくだけで、十分かと思います)

(ただし、お子様の生育環境の変化に因るところも大きいので、どのようなカリキュラムが有効なのかは、現段階では明確ではないと思います。そもそも、一律に年齢別のカリキュラムを設定することの有効性も再検討の余地があるようにも思えます)

・また、目標とする入試に関するシステムも、実態に即していないという点では同様です。

 大学入試レベルでは、新センター試験英語における民間試験の扱いです。京大・東大・慶大など多くの上位大学で実質的に合否判定に使用しない方針を明らかにしています。

最近の報道でも、

大学受験に英語の「話す」は本当に必要か?開始前に大混乱の英語教育改革

阿部公彦・東大教授に聞く  http://wedge.ismedia.jp/articles/-/16557

文法もつづりも間違いでも得点 数々の疑問 英語民間試験   NHK  

英語民間試験は「混乱状況」 高校が文科省に対応要望  2019/7/25    日本経済新聞 「大学入学共通テスト 英語民間試験導入を考える」(視点・論点)NHK

  立教大学 名誉教授 鳥飼 玖美子氏

ババ引かされたのは受験生だ! 英語民間試験 なぜ国は推進した NHK 2019年11月7日 

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191107/k10012167391000.html

東大もババ引かされた? ~検証 英語民間試験 NHK

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191121/k10012185491000.html

国に逆らった大学は正しかった!英語民間試験に「NO」を突きつけていた7大学AERAdot.

英語民間試験が延期の今こそ訴えたい、最重視すべき「英語力」とは

上久保誠人:立命館大学政策科学部教授

と、問題点がいくつも指摘されています。

(12月追記 記述式試験も含め、延期・再検討となりました)

国全体の統一試験・AO入試など、範としていたアメリカでは各校独自入試に回帰する動きが出ています。そもそも、共通一次試験導入から、受験生のレベルはどう変化したのでしょうか。検証されているものは、寡聞にして知りません。指導の実感としては、ただただ右肩下がりです。

米カリフォルニア大、入学選考から共通テストを除外https://www.nikkei.com/article/DGXMZO59496290T20C20A5000000/

また、この数年では、定員厳格化に対応した合格者絞り込みの影響で、多くの私立文系受験生が不本意な結果を甘受せざる負えなくなっています。(学力レベルは上がっていません、合格難易度が上がっています)

「A判定でも落ちる…」今年も私大入試の難化が止まらなかったワケ 背景に、受験事情の変化アリ https://gendai.ismedia.jp/articles/-/63635?page=3

The TOEFL iBT® Test 2017スコアに見る日本の英語教育の惨状-Academic settingsの英語コミュニケーション能力で世界ランキング下位

大学生が「%」を分からない日本の絶望的な現実  日本の数学教育には致命的欠陥があるhttps://toyokeizai.net/articles/-/278180

入学と同時に勉強しなくなる大学生の事情 「いい大学」に入ることだけが目的https://president.jp/articles/-/28546

AI時代の生き残り術 自ら考える努力、継続を  意味捉える力を磨け

国立情報学研究所教授 新井紀子氏  https://www.nikkei.com/article/DGKKZO46106980U9A610C1TCL000/

“高校普通科は学習意欲が低下” 見直しを提言 自民 NHK 

 高校入試レベルでは、都立高校入試 英語で従来のリスニングに加えて、スピーキングも試験に加える方針を打ち出しています。 都立上位校は、従来から自校独自問題ですから、実質的には中位から下位の実力の学生の皆さんを対象にすることになります。 しかし、このレベルでは、be動詞と一般動詞の区別すら覚束ない方が相当な割合で存在します。  ”読んで理解できないもの”を、どのようにして”聞き取り理解”し,”話し外部に表現すること”  ができるのでしょうか。

基礎英語で正答3割、教諭はショック「中1で習うのに  朝日新聞デジタル

英語の授業改革 ついていけず生徒悩む https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD06A490W1A900C2000000/?n_cid=SNSTW005&unlock=1

また、採点の公平性はどのように担保されるのでしょうか。受験者も採点者も多人数になります。採点者も非ネイティブで英語の力も様々なはずです。

こうした実態をとらえない入試制度の改変の一番の問題点は、

”入試システムが安定しない中で、努力した皆さんが報われない事態が多数生じる点” です。  「明治に落ちて東大合格」すら普通という大異変     もはや大学ランキングは通用しない  https://president.jp/articles/-/29639

3.   変化の時期を迎えている社会で活躍できる基礎的実力を養うべき10代の皆さんを取り巻く状況は、以上のように過酷なものです。

"努力し一定の実力を蓄えることが困難になっている"   また、 "その実力を身に付けた方でもそれが正当に評価されないリスクがますます大きくなっている"

のが現状です。

​  4. 生徒・学生の皆さんを取り巻く環境が、このように混迷を深めている状況で、塾の対応  も難しくなっています。たんなる個別・1対1といった授業形式、長くて受験前数年間の指導期間、既存の教材・指導方法など、あらゆる点からの見直しが必要となっています。

こうした中、当塾では、従来から、

当塾の特性(経験豊富な一人の指導者が、小学校高学年から高校・大学受験時まで継続して、信頼関係を作り、お子さんの成長と、それに伴って変化する学力・将来への方向性を把握しながら、毎回の授業を積み重ねていく)

を生かし、以下のように対応してきました。

対象

中学入試の有無に関わらず、将来に備えてお子様の能力開花の働きかけを希望される方

方針

10代の皆さんにとって最も重要なことは、

学年(場合により小・中・高といった学校段階)、公立・私立といった学校の種別など、既存の枠組みにとらわれず、 その生徒・学生の皆さんが、持ってるポテンシャルを十分開花させ自分の希望する方向性で進路を開拓していく上で必要となる能力の基礎固め

だと考えます。

具体的には

・理解度の高い科目については、学年(場合により小・中・高といった学校段階)に囚われず、進めていく。

・理解度の不足している、いわゆる苦手とする科目についても、学年・学校段階に拘わらず、当該学年の平均レベルを目標に、遡って復習・マスターする。

​そもそも、国語、算数・数学、英語 と言った基礎的教科について、~学校の~・~年生の~ といった内容は存在しません。各学年・学校の平均レベルを想定したあくまで人為的なものにすぎません。できるお子さんには退屈、できないお子さんにとっては難し過ぎる ということです。

お子さんサイドの事情も上で述べました通り、

科学技術の発達により日常的にインタラクティブな仮想現実と接している、読書の質的・量的不足(そもそも本を読んでいない)、各御家庭の価値観の多様化など、様々な理由により、従来の経験則では説明できない学習状態となっているお子さんが多数いらっしゃる状況です。

​・具体的な授業の進め方としては、概略、次のようになります。

1. 

当該学年の教科書の標準レベルからスタート

2. 

クリアできれば、その応用レベルに進む

教科の特徴に応じて、各分野を段階的に整備していく

3. 

4.

当該学年の内容がマスターできたら、上位の学年・中学入試レベルに進む

5.

未消化な分野・科目が生じた場合は、どの段階であってもそのレベルのマスターに集中する。   必要があればどのレベルまででも遡って復習・マスターし、そこから積み上げて可能な限り速やかに当該学年平均レベルまで引き上げる。

・生徒・学生の皆さんの知的状態もさまざま、取り巻く教育システムも有効に機能していない現状の中で、

・時間軸を含めた既存の枠組みに拘束されず、

経験豊富な同じ指導者が、一定期間継続して1対1で指導する個人指導塾  という環境をフルに生かし、

・一人一人の皆さんの適性(科目の得意・不得意)、将来希望の方向性を踏まえ、

・一定の時間軸の中で、お子様のポテンシャルを引き出す事だけに集中し、毎回の授業を積み重ねていくものです。

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